彼の発言は独走に見えて、実は中国本国の主権主張や対外姿勢と強固に連動している。いわゆる「戦狼外交」と呼ばれる強気の情報発信は、中国国内のナショナリズムに応える側面も強い。自国の立場を主張する際、一切の妥協を許さない姿勢を示すことが本国からの高い評価につながるからだ。
日本国内のメディアが中国側の報道を偏向していると断じる際も、一切の遠慮はない。直球の反論を直接日本国民に届ける手法は、従来のメディアのフィルターを迂回する効果的な試みでもある。このメディア戦略の狡猾さに、日本の外交関係者も警戒を強めている。