鼻水の色以外にも、蓄膿症には特徴的な症状がある。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の「鼻副鼻腔炎診療の手引き」や、主要耳鼻科クリニックが公開している患者向け資料を参考に、セルフチェック項目を整理した。以下のうち3つ以上当てはまる場合は、耳鼻科での内視鏡検査を勧める。
主なセルフチェック項目
・鼻水が黄色・緑色でネバネバしている日が週3日以上ある
・鼻をかんでもかんでも奥に残っている感じがする
・喉の奥に何か流れ落ちる感覚(後鼻漏)が続く
・朝起きたときに口の中がネバつき、口臭が気になる
・匂いがわかりにくくなった、食べ物の味が落ちた
・片方の鼻だけが詰まりやすい
・目の奥、頬、歯の付け根に鈍い痛みや圧迫感がある
・集中力が続かない、頭が重い感じが慢性的にある
この中で特に「片方だけの症状」「嗅覚の低下」「血が混じる」は、蓄膿症の中でも積極的な治療が必要なタイプや、別の疾患が隠れている可能性を示す赤信号とされる。鼻水の色の変化はきっかけにすぎない。全体の症状パターンで判断するのが、耳鼻科医が実際に行っている診察プロセスに近い。