山陽電車の改札を出て階段を上がると、すぐにロープウェイ山麓駅に接続します。空中散歩を楽しんだ後に待っているのが、全国のレトロマニアやSNSで注目を浴び続けるカーレーター(Car-Lator)です。
1966年にベルトコンベア方式の登山輸送機関として設置されたカーレーターは、現在世界中で稼働しているのがこの須磨浦山上遊園のみという極めて希少な産業遺産です。2人乗りのゴンドラシートに乗り込むと、勾配25度の急斜面をカタカタと激しい振動とともに登っていきます。乗客への注意書きに「乗り心地の悪さは日本一」と書かれている通り、現代のスムーズなエレベーターやエスカレーターでは決して味わえないガタゴトとした独特のリズムと振動が走ります。取材時にも、最初は驚きつつも思わず笑顔になってしまう利用者の姿が多く見受けられました。
カーレーターを抜けた先に建つのが須磨浦展望閣です。その3階にある須磨浦展望閣 カフェ(回転喫茶コスモス)は、約45分かけて床面が円形に1周する回転展望喫茶となっており、着席したまま神戸空港、紀淡海峡、淡路島、明石海峡大橋の360度パノラマビューを堪能できます。名物のオリジナルブレンドコーヒーや軽食を味わいながら過ごす時間は、まさに昭和のノスタルジーと絶景が織りなす至福のひとときです。
お得に楽しむためには、須磨浦山上遊園 料金 クーポンの事前確認が欠かせません。山陽電車の各駅で販売されている「須磨浦山上遊園きっぷ」などの企画乗車券や、公式サイトで配布される割引画面を提示することで、ロープウェイ・カーレーター・観光リフトのAコース往復料金をスマートに抑えることができます。