検定を控えた受検生が最も不安を抱くのが、修了検定 当日の流れと採点システムの実態です。修了検定は朝の集合から夕方の免許交付まで、緻密にタイムスケジュールが組まれています。
典型的なスケジュールでは、まず朝のオリエンテーションにて検定員から走行コースの発表(通常は2〜3種類用意された指定コースから当日の朝に指定)と注意事項の説明が行われます。その後、数名ずつペアを組んで検定車へ乗り込みます。1人が運転席で検定を受ける間、もう1人の受検生は後部座席に同乗して公正な採点の証人役を務めるのが道路交通法施行規則に基づく通例です。
実技検定の採点には修了検定 減点基準が厳密に適用されます。全員が一律に100点の持ち点を与えられ、ミスを犯すごとに項目ごとの既定点数が引かれていく減点方式です。所定のコースを走り終えた時点で70点以上残っていれば技能検定は合格となります。
主な減点項目には以下のようなものがあります。
・安全確認の不履行(10点減点):発進時、後退時、進路変更時、左右折時のミラー確認および目視を怠った場合。
・合図の遅延・不履行(5点減点):進路変更の3秒前、交差点右左折の30メートル手前でウインカーを出さなかった場合。
・巻き込み確認の不備(10点減点):左折直前に二輪車や自転車を巻き込まないための左後方目視を行わなかった場合。
・速度超過または不適当な速度(5〜10点減点):指定速度区間で速度を上げられなかったり、カーブ手前での減速が不十分だったりした場合。
・停止位置超過(10点減点):一時停止線や停止信号の手前でバンパーが白線を越えて停止した場合。
技能検定を終えると、即座に検定員から採点結果と個別のアドバイスが伝えられます。見事70点以上をキープして技能をパスした受検者のみが、午後の仮免学科試験(マークシート方式で正誤式50問・30分、50点満点中45点以上で合格)に進む権利を得ます。学科試験にも無事合格すると、その日のうちに仮運転免許証が交付され、晴れて第2段階の路上教習へと駒を進めることができます。