本来は子ども向けやパーティーグッズとしての位置づけだったこのアイテムに、なぜ大人の女性たちがこれほど夢中になるのか。最大の理由は、Z世代を中心とした文化の深化にある。
まず挙げられるのが「推し活」だ。推しの誕生日を祝う「本人不在の誕生会」やライブ会場での参戦服として、推しカラーのドレスにティアラを合わせるスタイルがすっかり定着した。「1回きりのイベントや撮影なら、高い本物を買う必要はない。でも写真は映えさせたい」というニーズに、100円という価格設定が完璧にハマったのだ。
さらに見逃せないのが、ウェディングのセルフ前撮りや二次会での利用だ。プロのフォトグラファーによるロケーション撮影でも、「写真に写れば100均とは誰も気づかない」とブライドたちの間で口コミが拡散。高価なレンタルドレス小物の予算を浮かせ、その分を料理や新婚旅行に回す賢いカップルが増えている。