事件が発覚したのは、熊本市の中心街にある雑居ビルだった。被害者となった布田有紗さんは、派遣社員として真面目に働く傍ら、その明るい人柄で多くの友人に慕われていたという。彼女の行方が分からなくなったあの日、家族や友人が懸命に捜索を続けたものの、最悪の結末を迎えることとなった。
遺体が発見されたのは、ビル内の空きテナントスペース。ブルーシートに包まれた状態で見つかったその姿は、あまりにも無残だった。現場は人通りが多いエリアに位置しながらも、一歩中に入れば死角となる「密室」だった。この地理的要因が、犯行を容易にした可能性が極めて高いと指摘されている。