『きまぐれロボット』は書籍の枠を超え、2004年に短編アニメーションシリーズとしても映像化されました。監督を辻川幸一郎氏が務め、音楽・主題歌プロデュースをCornelius(小山田圭吾)が担当したことで大きな話題を呼びました。洗練されたミニマルな映像美と軽快なエレクトロニカサウンドが見事に融合し、星新一の持つスタイリッシュでシュールな世界観を忠実に再現した傑作として、今なおコアなファンから高い評判を得ています。
本作をきっかけに星新一ワールドの扉を開けた読者には、以下のショートショート名作コレクションも強く推薦します。
- 『ボッコちゃん』(新潮文庫):星新一の代名詞とも言える最高傑作選。バーの美人ロボットを巡る表題作をはじめ、ブラックユーモアの粋を集めた必読の1冊。
- 『未来いそっぷ』(新潮文庫):誰もが知るイソップ童話を未来風に皮肉たっぷりにアレンジした、知性あふれるパロディ集。
- 『ようこそ地球さん』(新潮文庫):異星人とのコンタクトや奇妙な社会現象を描き、予測不能などんでん返しが連続する痛快作。