店名である「カルチェラタン」と聞いて、名作ジブリ映画『コクリコ坂から』に登場するノスタルジックで文化的な学生会館を思い浮かべる人も少なくないだろう。かつてパリのセーヌ川左岸に位置し、詩人や芸術家が集った文化の発信地「カルチェ・ラタン」。その精神的カルチャーを見事に継承しているのが、ここサロン・ド・テ 名古屋カルチェラタンだ。
クラシカルでありながら無駄のないモダンなインテリア、選び抜かれた調度品、そして陽光がやさしく差し込む大きな窓。まるで映画のワンシーンに入り込んだかのような情景が広がる。上質なカフェ空間として静かに佇むその店内で、日常の雑多な思考をリセットし、ただ目の前の一皿に向き合う時間は何ものにも代えがたい。