興津港周辺で竿を出す前に、絶対に見落としてはならないのが興津港の釣り禁止エリアの現在状況です。近年、全国の漁港と同様に興津周辺でも立ち入り規制の範囲が見直されています。
規制強化の背景にある主な立ち入り禁止の理由は、以下の3点に集約されます。
第1に、SOLAS条約(海上人命安全条約)および港湾保安規定に基づく重要物流拠点の保全です。特に清水港の興津埠頭をはじめとする大型貨物船が接岸するエリアは、フェンスで厳重に封鎖されており、無断侵入は法令違反として警察への通報対象となります。
第2に、漁業活動や港湾作業への深刻な妨害です。係留ロープへのルアーフッキング、船揚げ場への無断立ち入り、作業用トラックの通行を妨げる迷惑駐車が後を絶たず、漁業関係者の生活と安全を守るために堤防が封鎖されたケースが散見されます。
第3に、釣り人の転落事故とゴミ放置問題です。足場の危険な消波ブロック(テトラポッド)帯からの転落や、放置された釣り糸・ハリによる野鳥やペットの被害が深刻化しました。2026年現在の興津港釣りルールにおいては、「立ち入り禁止看板のある場所へは絶対に入らない」「指定された駐車スペース以外には停めない」「ゴミは完全に持ち帰る」という基本原則の順守がこれまで以上に求められています。