2026年3月、大川隆法総裁が66歳で急逝したニュースは、宗教界のみならず日本社会全体に大きな衝撃を与えました。生前、隆法氏は明確な後継指名を行っておらず、法的な遺言書の有無や内容を巡って内部は極度の混乱に陥りました。
息子たちが全員中枢を離れ、有力後継者だった長女・咲也加氏も失脚していたため、実質的に教団の全権を握ったのは、2012年に隆法氏と再婚した後妻・大川紫央(しお)総裁補佐と、古参の理事会幹部たちでした。
大川紫央氏は教団の総裁職代行や会長職に就き、隆法氏の「霊言」を引き継ぐ形で教団の統制を維持しようと試みています。しかし、創業者ファミリーである実子たちを排除した体制に対しては、古くからの信徒の間でも戸惑いや動揺が広がっており、カリスマ指導者を失った教団の組織運営は極めて困難な舵取りを強いられています。