行程表とは、ある目的を達成するための「移動手段、経由地、各地点での滞在時間や作業内容を時系列で可視化した詳細な進行計画」を指します。漢字の「程(みちのり・ほど)」が示す通り、物理的な移動の道筋や、時間ごとの具体的なアクションに焦点を当てている点が大きな特徴です。
実務で頻繁に混同されるのが、行程表と日程表の違いです。日程表は「○月○日〜○日」といったプロジェクトやツアーの全体像を俯瞰する「大枠のスケジュール」を指します。旅行で例えるなら、日程表が「1日目:午前移動、午後市内観光」というアウトラインであるのに対し、行程表は「8:15 東京駅発新幹線(のぞみ号)乗車、10:30 京都駅着、タクシーで移動、11:00 A社訪問」といった分刻みの解像度を持ちます。
このスケジュール管理の基本を理解していないと、関係者間で認識の齟齬が生じ、「移動時間の見積もりが甘くてアポイントに遅刻した」「自由時間の長さが共有されていなかった」といったトラブルを招く原因になります。