大きなスーツケースやスキー・スノーボード板を抱えた旅行者にとって、電車の乗り換えや階段の上り下りは深刻なストレス要因です。その労力を一掃する手段として定着しているのが、北海道アクセスネットワークが運行するスキー・観光直行バス「北海道リゾートライナー 富良野」号をはじめとする新千歳空港 富良野 直行バスです。
直行バスの最大の強みは、新千歳空港の国内線・国際線ターミナルから富良野市街地の主要ホテル(新富良野プリンスホテル、富良野プリンスホテル、富良野駅前など)まで、一切の乗り換えなしで直行できる点にあります。荷物をバスの大型トランクに預けてしまえば、座席に座っているだけで約2時間30分から3時間後にはホテルのロビーへ到着します。
運賃は片道大人1名あたり5,000円〜5,500円前後に設定されており、JRの特急指定席を利用した場合とほぼ同等か、やや割安な水準です。特に冬季は、JRが吹雪や倒木、凍結によるポイント故障で部分運休・大幅遅延に陥るケースが頻発します。高速道路網を巧みに利用する直行バスは、プロドライバーの運行管理下にあるため、精神的な安心感という無形の価値が極めて高いといえます。
ただし、デメリットも存在します。直行バスは原則として完全予約制であり、便数が午前と午後の1日各1〜2便程度に限られます。利用する航空便の到着時刻とバスの出発時刻が合致しない場合、空港内で2時間以上の待ち時間が発生することがあります。飛行機の到着予定時刻から最低でも45分から1時間以上の接続インターバルを確保して予約することが、乗り遅れを防ぐ鉄則です。