千歳線の混雑は、上下線で全く異なるバイオリズムを描く。新千歳空港発の下り列車(札幌・小樽方面)は、羽田や成田、さらにはアジア各国からの大型機が集中到着する14時から18時にかけてが激戦区だ。国際線ターミナルから流れてくる巨大なスーツケースを持った群衆が地下ホームへ押し寄せ、自由席のドア付近は一瞬にして圧迫される。
一方、札幌発の上り列車(新千歳空港方面)は、午前の飛行機に乗るための観光客と、朝の通勤ラッシュが重なる7時台から9時台がピークとなる。さらに夕方の退勤ラッシュ時には、千歳や恵庭、北広島へ帰る地元の生活利用者が加わり、車内は満員御礼の状態が続く。
この「魔の時間帯」を回避するには、あえて1本見送って始発列車の自由席列の先頭に並ぶか、快速ではなく普通列車を部分的に組み合わせるなどの柔軟な立ち回りが有効だ。