結論から申し上げますと、東京〜新大阪間を安く移動できる「紙の乗車券・特急券がセットになった格安回数券」は、現在の金券ショップでは一切購入できません。店頭のショーケースに並んでいた「のぞみ指定席」「自由席」と書かれた使い切りの磁気券は、すでに歴史の遺物となっています。
取材班が主要ターミナル駅周辺の金券ショップ複数店舗を定点観測したところ、かつてチケットが並んでいた一等ブースには、別の商品が陳列されていました。現在、店頭で「東海道新幹線」のポップとともに並んでいるのは、乗車券そのものではなく「JR東海の株主優待割引券」です。
店員の証言によると、「今でも『新大阪までの新幹線の切符を1枚ください』と来店されるお客様が後を絶ちません。その都度、回数券が全廃されたこと、そして店でお渡しできるのは切符ではなく割引券のみであることを説明しています」と語ります。金券ショップへ行けば当日すぐに使える格安チケットが手に入るという認識は、2026年においては完全に過去の常識となりました。