結論から言えば、「写メ」は20代前半以下の若い世代において、すでに日常会話では使われない死語とみなされています。各種トレンド調査やSNS上の声を見ても、10代から20代前半の若年層で「自分から日常的に写メという言葉を使う」と回答した割合はごく少数にとどまります。
では、Z世代に「写メ」と言ってまったく意味が通じないのかというと、文脈から「写真を撮ること、または送ること」と推測できるケースが大半です。しかし、その受け止め方には明確な写メの世代間ギャップが存在します。
実際にZ世代の若者にヒアリングを行うと、以下のような率直な声が返ってきます。
「意味はわかるけれど、親世代が使っている古い言葉という印象がある」
「LINEで『写メ送って』と言われると、メールじゃないのになぜ?と少し違和感を覚える」
「『ビデオを録画する』を『テープを回す』と言うような感覚に近い」
このように、意味自体は辛うじて伝わるものの、発言者の年齢層を瞬時に察知させるトリガーになっているのが現実です。主に30代半ばから50代以上の層が無意識に使い続ける一方で、デジタルネイティブ世代にとっては「歴史の教科書に出てくるような過去の言葉」として受け止められています。