1960年代に入ると、彼女の魅力は全国のお茶の間へと一気に広がっていく。日本のテレビ史に燦然と輝くバラエティ番組『夢であいましょう』への出演は、彼女のキャリアにおいて大きな転換点となった。モダンな音楽とコントが融合した洗練された番組構成の中で、彼女が見せたファッションスタイルは当時の若者たちにとって憧れの標的となった。
パリやロンドンの最新トレンドをいち早く取り入れた幾何学模様のワンピース、大ぶりのピアス、エレガントなヘアアレンジ。型にはまらない独自のセレクトは、当時のテレビ放送業界においても異彩を放っていた。プロデューサーや共演者を圧倒する頭の回転の早さとユーモアを交えたトークは、単なる「可愛い女優」の枠を完全に超え、知的で自立した新しい女性像を確立させた。