国民的番組の幕引きというプレッシャーのなか、2014年4月1日に笑っていいとも後継番組として華々しくスタートを切ったのが『バイキング』でした。「半径500メートルの日常をエンタメにする」を初期コンセプトに掲げ、曜日ごとの日替わりMC制(坂上忍、EXILE TAKAHIRO/NAOTO、おぎやはぎ、フットボールアワー、雨上がり決死隊)という大規模な布陣で船出しました。
しかし、スタート当初の世帯視聴率は1〜3%台と大苦戦。この危機を救ったのが、月曜MCを務めていたバイキング 坂上忍さんの歯に衣着せぬ舌鋒でした。タブーを恐れず芸能ニュースや時事問題に鋭く切り込む「生激論スタイル」がお茶の間の耳目を集めると、フジテレビは2015年春から坂上さんを全曜日の単独総合MCへ抜擢する大勝負に出ます。
情報ワイドショー路線へ大胆に舵を切った番組は、2026年秋に『バイキングMORE』へと改題し放送枠を拡大。裏番組の『ひるおび』(TBS系)や『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)としのぎを削る激しい視聴率争いを演じ、結果として8年間におよぶ長期政権を築き上げました。