漢字の機械的な暗記に限界を感じた親御さんの間で今、漢字学者・白川静の学説に基づいた「文字の成り立ち学習法」が再び熱い注目を集めています。甲骨文字や金文といった古代文字の図像から漢字の由来を解き明かす手法です。
たとえば「東」という漢字は、袋のなかに物を詰め込んで両端を縛った形から生まれた文字です。単なる線の組み合わせではなく、一筋の物語として漢字をとらえることで、子どものエピソード記憶が強く刺激されます。「なぜこの形になるのか」という好奇心のスイッチが入ると、子どもは自発的に漢字をノートへ書き始めるようになります。