ベトナム北部・ハノイの伝統的なレシピを忠実に再現した牛骨フォーは、この街の看板メニューだ。数種類のスパイスとともに8時間以上じっくりと煮込まれたスープは、澄み切った黄金色に輝き、一口含めば牛骨の深い旨味と八角の甘い香りが広がる。米粉で作られた平打ちの麺は、スープをしっかりと持ち上げ、しなやかな喉越しを楽しませてくれる。
卓上に用意された生ライムを絞り、パクチーや青唐辛子を少しずつ足していくことで、ひと鉢の中で味わいがドラマチックに変化していく。途中で自家製のチリソースを垂らせば、キリッとした辛みがスープのコクをいっそう引き立てる。現地ハノイの屋台に迷い込んだかのような錯覚を覚えるほど、本格的な味わいだ。