90歳を超えても現役の評論家として精力的に執筆やメディア出演を続けていた小森さんですが、晩年は体力の衰えとともに都内の高齢者施設で静養する日々を送るようになりました。
2005年(平成17年)1月8日、小森和子さんの死因は呼吸不全と発表され、満95歳でその生涯を閉じました。病室には生前愛用していたピンク色の小物や映画の資料が置かれ、最期まで穏やかな表情のまま眠りについたと伝えられています。
生涯を通じて稼いだ小森のおばちゃまの遺産や膨大な映画コレクションについても注目が集まりました。彼女は生前から物欲に執着せず、映画を愛する後世の人々や長年支えてくれた関係者への感謝を大切にしていました。貴重な映画関連資料や写真の多くは映画研究者や関係機関に引き継がれ、貴重な歴史の証言として今も大切に保管されています。