輝かしい経歴を持つ小泉兄弟ですが、その原点にある生い立ちは決して平坦なものではありませんでした。父・小泉純一郎氏と実母である宮本佳代子さんは、進次郎さんがまだ生後間もない1982年に離婚。親権は父・純一郎氏が持ち、孝太郎さんと進次郎さんは神奈川県横須賀市にある小泉家で育てられました。
兄弟の母親代わりとなって二人を育て上げたのは、純一郎氏の実姉である道子さんでした。幼い兄弟は道子さんを「ママ」と呼び、実の母親だと信じ切って成長したという背景があります。この小泉兄弟の母親の真相が進次郎さんに明かされたのは、彼が中学2年生の時でした。進次郎さんは後に「『ママは実の母じゃない』と告げられた瞬間、頭が真っ白になった」と振り返っています。
しかし、道子さんが注いだ無償の愛と、父・純一郎氏の「子育てに関しては一切妥協しない」という厳しいながらも温かい姿勢が、兄弟の心を歪ませることなく真っ直ぐに育みました。事実を知った後も、兄弟は道子さんへの感謝を忘れず、彼女が他界するまで深い敬愛の念を持ち続けました。この過酷な家庭環境を共に乗り越えた経験こそが、二人の揺るぎない絆の礎となっています。