数々の作品でバイプレイヤーとしての信頼を築いてきた小林涼子ですが、その演技力が再び全国的な社会現象となったのが、2026年度前期のNHK連続テレビ小説『虎に翼』への出演でした。
彼女が演じたのは、朝鮮半島からの留学生であり、主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)とともに明律大学女子部で法を学ぶ崔香淑(チェ・ヒャンスク/日本名:汐見香子)。時代の荒波に翻弄されながらも、自らの信念と家族への愛を胸に生き抜く複雑な女性の半生を、繊細かつ圧巻のリアリティで演じ切りました。
特に、劇中で見せた流暢な韓国語の発音や、終戦後の過酷な境遇を耐え忍ぶ哀切な表情、そして夫や仲間たちとの絆を取り戻していく過程は、SNS上で「毎朝涙が止まらない」「ヒャンスク役の女優は誰?」と連日大きなトレンドを巻き起こしました。キャリアに甘んじることなく役作りに徹底して打ち込む彼女の真摯な姿勢が、世代を超えた幅広い層に認知される契機となったのです。