テレビ番組の画面構成において、視聴者の視線は通常「左から右(下手から上手)」へと流れる傾向があります(Zの法則・Fの法則)。司会者が左端にいることで、視聴者の目は「司会者の出題」→「下手メンバーの回答」→「中央の展開」→「上手メンバーのオチ」という自然な視線移動を辿ります。
この視覚心理に基づくと、上手端(6枠)は「全体の流れを受けて綺麗なサゲ(オチ)を決めるポジション」となります。新加入の立川晴の輔がこの位置に置かれているのは、単に「新人だから端」という消極的な理由だけではありません。
晴の輔が得意とする論理的でスマートな回答、そして時折見せるブラックな切れ味は、左側でたい平や宮治が散らかした笑いの場を美しく回収するアンカーとしての役割を完璧に果たしています。画面の右端は、実は大喜利のクオリティを最後に担保する極めて重要な防波堤なのです。