ドラッグストアや雑貨店で手軽にピアッサーが手に入る現在、友達同士や自力で穴を開ける人は後を絶たない。しかし、他人の体にピアッシングを行う行為は、厚生労働省の通達により明確に医療行為と定められている。
市販の器具を用いたセルフピアッシングは、鏡越しで行うため穿刺角度が斜めにズレやすく、前後のホールの位置が歪む原因になりやすい。ホールが斜めに貫通してしまうと、装着時に金具が皮膚を圧迫し続け、慢性的な肉芽や炎症を引き起こす。
日本形成外科学会などの専門学会でも、不適切な器具使用による耳垂の裂傷やケロイド形成のリスクが報告されている。初期費用を抑えようとした結果、長期間の通院と治療費を強いられるケースは珍しくない。