1999年の秋、ハワイ沖の豪華クルーザーで行われたあまりにも有名なデビュー会見。嵐のメンバーに選ばれた相葉だが、事務所からの打診は「パスポートある?」の一言だったという逸話は今や伝説だ。急ごしらえのグループでスタートを切った彼に待っていたのは、泥臭いバラエティの現場だった。
グループ黎明期の深夜番組『Dの嵐!』や『Gの嵐!』で見せた体を張る姿は、彼のタレント性を一気に開花させる。猛獣に突撃し、常識破りの実験に挑み、何度失敗しても笑って立ち上がる。いつしか番組スタッフは親愛を込めて彼を「ミラクルボーイ」と呼んだ。狙って作れないハプニングを引き寄せる運と強靭なメンタルは、過酷なロケ現場で鍛え上げられたのだ。