ネットコミュニティにおける香取慎吾の闇に対するネットの反応は、過去15年間で劇的なパラダイムシフトを見せています。
2010年前後の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やYahoo!知恵袋では、「生放送中の目が笑っていない」「慎吾ちゃんの絵が不気味で怖い」「何か重い精神疾患を抱えているのではないか」といった、畏怖や不気味がる声が目立っていました。特に、テレビ番組で自宅の間取りや私生活を一切明かさない姿勢に対し、「徹底しすぎていて狂気を感じる」というネガティブな捉え方が少なくありませんでした。
しかし、SMAP解散の経緯や、後の個展で彼自身が当時の苦悩を率直に言葉にするようになって以降、世論の空気は一変しました。X(旧Twitter)を中心とする現在のSNS上の声を分析すると、以下のような共感と称賛が主流を占めています。
「子どもの頃からプライベートもなく全国民に笑顔を振りまいていたら、心が擦り切れて当たり前」「闇を隠して嘘の完璧さを演じるのではなく、黒いうさぎを絵にして昇華した姿に勇気をもらう」「光が強い人ほど落とす影も濃い。あの葛藤があったからこそ、今の慎吾くんの表現には嘘がない」といった声です。かつて不穏な噂として扱われた「闇」は、今や彼という表現者が持つ圧倒的な人間味であり、深みのある魅力として再評価されています。