戸塚中継所といえば、先頭通過から20分が経過すると無情にもピストルが鳴る「繰り上げスタート」の舞台です。母校のタスキが目前で届かず、選手が崩れ落ちて号泣するシーンは駅伝中継で最も感情が揺さぶられる瞬間の一つにあげられます。
このシリアスで悲壮感漂う名場面の背後に、ポップで鮮烈な黄色の「タックルベリー」が大きく映り込むシュールな構図が、初期の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やX(旧Twitter)で大きな反響を呼びました。「泣きながらタックルベリーを見る正月」「毎年この黄色い看板を見ると胸が痛む」といった投稿が相次ぎ、ネットミームとして定着していった経緯があります。
近年では批判的な声はほとんど見られず、むしろ「看板が映らないと戸塚中継所に来た気がしない」「カメラマンも看板を避けるのを諦めたアングルが最高」など、駅伝ファンから好意的な風物詩として受け入れられています。