学生陸上界の頂点に君臨する箱根駅伝は、各大学にとってスカウト合戦の最前線だ。上位争いを繰り広げる強豪大学は、高校生のロード適性やロードレースでの勝負強さをシビアに分析する。かつてのようにネームバリューだけで選手が集まる時代は終わり、高地トレーニングの導入状況やケガ予防の医療サポート体制など、成長環境の質が問われるようになった。
有力選手の入部内定が発表されるたびに、新年度の勢力図予測は大きく塗り替えられる。駅伝の各区間配置まで見据えたシミュレーションが水面下で進んでおり、チームづくりのサイクルはすでに次世代へとシフトしている。