多くの人々が最も恐れているのは、現在の頻発する揺れが「破滅的な本震」のプロローグではないかという点だろう。具体的には、今後30年以内の発生確率が極めて高いとされる「南海トラフ巨大地震」および「首都直下地震」との関連性だ。
歴史的な古文書や地質学的調査を紐解くと、巨大海溝型地震が発生する前の数十年から数年間には、内陸部や周辺海域で中規模以上の地震が急増する「活動期」へ突入するパターンが繰り返されてきた。西日本から東日本にかけての内陸活断層がざわめく現象は、プレート境界面の固着が極限に達し、列島全体が軋んでいる証拠と一致する。
もちろん、今日の揺れが明日即座に大破壊へ直結するとは限らない。しかし、連動のリスクを「遠い未来の話」として片付けることは、科学的データの集積がもはや許さない段階に入っている。