宮城県の高校受験において、常に比較の対象となるのが仙台一高(仙台第一高等学校)です。かつてのナンバースクール時代から続く両校のライバル関係ですが、校風や学習アプローチには明確な個性と違いが存在します。
仙台二高の根幹にあるのは「至誠・自律・剛健」の精神です。校則による過度な縛りはなく、私服通学が認められるなど外見上の自由度は非常に高いものの、その本質は「自由に伴う自己責任を自覚し、自らを厳しく律する(自律)」ことにあります。行事や部活動に全力で打ち込みつつも、放課後は自習室や予備校で黙々と課題に取り組む生徒が多く、学習に対するストイックな集中力が際立ちます。
一方の仙台一高は「自重献身」「自発能動」を掲げ、自由闊達で独自のバンカラ文化や生徒主導の行事運営に重きを置く傾向があります。二高が進学実績と学術探究において直線的なストイシズムを見せるのに対し、一高は多様な自己表現や人間的スケールを重んじる文化があり、保護者や受験生は自身の性格や価値観に合わせて選択しています。