コンプライアンス意識が急速に高まった近年の作品として、極めて強いインパクトを残したのがTBSテレビ制作のドラマ『中学聖日記』である。主演の有村架純が演じる新任女性教師と、ピュアな男子中学生の禁断の恋を描き、放送開始当初はSNSを中心に賛否両論の嵐が吹き荒れた。
しかし物語が進むにつれ、周囲の猛反発、警察沙汰、社会的な制裁といった過酷な現実が容赦なく描かれ、単なる美談に逃げない誠実な演出が高く評価された。倫理の境界線で苦悩する教師の姿を通じて、現代社会における「人を愛することの代償」を生々しく提示した傑作である。