近年、報道・マスメディア業界における皇室報道のあり方は劇的に変化した。テレビの定時ニュースだけでなく、YouTubeなどの動画プラットフォーム上で、過去の海外ご訪問映像や被災地でのご交流シーンが再編集され、驚異的な再生回数を記録している。
コメント欄に並ぶのは、年配層の懐旧の念だけではない。「こんなにも優美で強い女性がいたのか」「英語のスピーチの格調高さに驚いた」といった、デジタルネイティブ世代からの率直な称賛だ。作られた偶像ではなく、一人の人間として苦難に向き合い、誠実に生き抜いてきた姿が、ネット空間を通じて新たな文脈で再発見されている。