祇園や四条河原町のホテル相場は、インバウンド需要の継続的な過熱によってかつての倍近くまで跳ね上がった。一泊数万円を支払って狭小な部屋に泊まることに疑問を抱いた国内旅行者たちが、次々と「南」へ舵を切っている。
城陽市というロケーションは、一見すると郊外のベッドタウンに思えるかもしれない。だが地図を広げれば、京都と奈良のちょうど中間に位置する絶妙な要衝であることがわかる。電車一本で双方の古都へアクセスできる利便性を持ちながら、街全体には観光地特有のトゲトゲした慌ただしさがない。夜は驚くほど静かで、しっかりと深い眠りに落ちることができる環境が整っている。