首都ボゴタの都心部では、揺れを感じた瞬間に数万人規模の住民が一斉に路上へ飛び出した。高層マンションがしなるように大きく揺れ、室内の家具は次々と倒れ跳ねたという。街灯が途絶え、暗闇と化した路上に佇む人々は、スマートフォンから流れる災害情報を凝視していた。
「地鳴りのような重低音が響いた直後、足元が突き上げられた」と語るのは、ボゴタ中心部に暮らすマリア・ゴメスさん(42)だ。「電気が消え、子どもの手を引いて階段を駆け下りるのが精いっぱいだった。周囲からは悲鳴とグラスが割れる音が響き、まるで悪夢のようだった」と、当時の混乱を震える声で振り返る。