狭小なワンルームや1Kで垢抜けた空間を作る最大の鍵は、「色の比率」と「視線の抜け」のコントロールにある。部屋全体の印象を決めるベースカラーは、壁や床になじむアイボリーやライトベージュなどの明るい膨張色を60〜70%に設定するのが鉄則だ。そこにファブリックや大型家具でメインカラーを30%ほど配置し、クッションやアートパネルといった小物で差し色(アクセントカラー)を10%だけ投入する。この黄金比率を守るだけで、散漫な印象が一気に引き締まる。
配置においては、視線の行き着く先に低い家具をまとめる「ロータイプ統一」が効果を発揮する。ドアを開けた瞬間に奥の窓まで視線がすんなり通るレイアウトは、実際の平米数以上の広がりを感じさせる。さらに、部屋の一角にだけお気に入りの雑貨や照明を集中させる「フォーカルポイント(注視点)」を意図的に作ると、メリハリのある洒脱な空間が完成する。