日本のオーディエンスと彼女の間には、理屈を超えた強固な絆がある。IZONE時代から続く信頼関係といえばそれまでだが、ソロになって以降のアプローチはさらに泥臭く、そして温かい。巨大なドーム規模のイベントに出演したかと思えば、ファンの顔が一人ひとり見える距離のZeppツアーを妥協なく完走する。
MCになれば、流暢な日本語で客席に突っ込みを入れ、時にゲラゲラと屈託なく笑う。完璧にパッケージされた無機質なアイドル像とは正反対の、体温が通った人間味。ステージ上で繰り出される張り詰めた緊張感と、トークで見せる無防備な親しみやすさのギャップに、一度現場を訪れたファンは抜け出せなくなる。