下関港のウォーターフロント「あるかぽーと地区」に位置していた遊園地「はい!からっと横丁」は、2026年10月31日をもって10年間の営業に幕を下ろしました。唐戸市場や海響館(下関市立しものせき水族館)に隣接し、ファミリー層やカップルで賑わっていただけに、営業終了の発表時には驚きと落胆の声が広がりました。
一部では「コロナ禍による客数減少や赤字が原因ではないか」といった憶測も飛び交いましたが、実際の理由は全く異なります。この施設はオープン当初から、下関市と遊具メーカー大手・泉陽興業株式会社との間で結ばれた「10年間の定期借地契約(事業用定期借地権)」に基づき運営されていた暫定施設でした。
もともと「あるかぽーと地区」は、関門海峡の観光拠点として本格的なリゾート開発が計画されていた一等地です。バブル崩壊後の社会情勢や開発事業者の撤退など紆余曲折を経る中で、本格開発が動き出すまでの土地の有効活用策として誕生したのが「はい!からっと横丁」でした。つまり、突然の破綻ではなく、契約期間満了に伴う計画通りのクローズが営業終了の真実です。