SNSや医療相談掲示板では、「会議中にお腹が鳴り響くのが怖くて食事を抜いたら、逆にガスが溜まって激痛で動けなくなった」「便秘解消のために不溶性食物繊維(根菜類やオートミール)を大量摂取したら、下腹部がパンパンに膨張して悪化した」といった実体験が後を絶ちません。
健康意識の高さが裏目に出るケースは現場でも頻繁に観察されます。特に近年注目される高FODMAP(フォドマップ)食の摂りすぎはその代表例です。納豆、ヨーグルト、タマネギ、リンゴなど、一般に「腸活によい」とされる食品に含まれる短鎖炭水化物は、小腸で吸収されにくく大腸で急速に発酵するため、体質によっては大量のガスだまりを引き起こす引き金になります。
「良かれと思って食べていた健康食が、実はお腹の張りと痛みの直接原因だった」というパラドックスは決して珍しくありません。