2010年代初頭、リアルな恋愛心情を綴った歌詞で一世を風靡した彼女は、音楽だけでなくその装いでも一時代を築いた。クラシカルでどこかノスタルジックなカンカン帽に、ミニ丈のワンピースやシフォンブラウスを合わせるスタイリングは、当時の若い女性たちにとって「真似したい等身大のアイコン」そのものだった。
直線的なシルエットと平らな天頂部が特徴のカンカン帽は、被るだけで顔回りに華やかさと上品な甘さを与える。当時のCDジャケットやミュージックビデオ、テレビ番組の出演衣装で繰り返し披露されたその姿は、平成ポップカルチャーの象徴として人々の記憶に深く刻み込まれた。