細木数子という人物を単なる「当たると評判の占い師」として片付けることはできない。彼女が真に伝えたかったのは、吉凶の予言そのものではなく、人間としての筋の通し方や生きる姿勢そのものだった。挨拶をする、親や先祖に感謝する、弱者を思いやる、約束を守る――。彼女の怒声の根底にあったのは、古き良き日本人が大切にしてきた倫理観への回帰だった。
情報が氾濫し、人間関係が希薄になりがちな今だからこそ、彼女が遺したストレートな言葉の数々は重みを増す。運命をただ待つのではなく、自らの日頃の行いと心構えによって切り拓くという六星占術の根本思想。昭和、平成を駆け抜けた一人の女性が命を懸けて遺した哲学は、細木かおりの活動を通じて、令和の今も確かに息づいている。 (出典: 細木 数子 の 今(Yahoo!ニュース))
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