テレビから姿を消した2010年代以降、週刊誌のグラビアや一部報道で「激やせ」「車いす生活」といったショッキングな見出しが躍り、ファンの間では体調を不安視する声が急速に高まりました。テレビ全盛期の威風堂々としたふくよかな体型を知る視聴者にとって、スリムになった姿は「がん」や「認知症」などの重病説を想起させたのです。
実際のところ、晩年の細木氏は定期的な健康診断やメディカルチェックを受けながらも、長期間の過酷な病院での闘病生活を強いられていたわけではありませんでした。加齢とともに食欲が落ち、自然と体重が落ちていったというのが関係者の一致した見解です。
最期の瞬間を迎えた場所も、無機質な集中治療室ではなく、住み慣れた自宅でした。家族や近親者が付き添い、手を握りながら声をかけ続ける中で最期の刻を迎えました。終末期医療に頼り切るのではなく、家族の手の中で旅立つ選択をした点に、自身の生き様を貫いた細木氏らしさが表れています。