2000年代前半から中盤にかけてのテレビ界は、まさに細木数子さんの独壇場でした。独自に体系化した「六星占術」を武器に、歯に衣着せぬ毒舌と情に厚いアドバイスで数々の著名人を圧倒。最高視聴率20%超を連発した『ズバリ言うわよ!』でのズバリ言うわよの共演シーンは、毎回のように世間の耳目を集めました。
細木さんがスタジオで言い放った「あんた地獄に落ちるわよ」「先祖供養をしなさい」といった強烈なフレーズは、細木数子の過去の名言として今も語り継がれています。しかし、その裏側で細木さんは出演者の心理的盲点を巧みに突き、相手の迷いや葛藤を引き出す類稀なカウンセラー的洞察力を発揮していました。
番組内で細木数子の六星占術鑑定を受けた著名人たちは、公の場で見せた表情の翳りや発言のニュアンスから、私生活の深層を暴かれるカタルシスを視聴者に提供しました。この強烈なキャラクターと、常に理性的で感情を抑えた語り口を求められる報道キャスター・堀尾昌志さんとの対比は、視聴者にとって「最も衝突しそうで、同時に最も見てみたい組み合わせ」として無意識に印象づけられたと言えます。