ネット上では「中国国内ではプーさんの存在自体が完全に禁止され、ディズニーランドからも消えた」という極端な噂が囁かれることがあります。しかし、現地取材や公式営業実態を確認すると、この情報は正確ではありません。
上海ディズニーランドでは通常通り営業中
上海ディズニーランド(Shanghai Disney Resort)には、現在もアトラクション「くまのプーさんの冒険(The Many Adventures of Winnie the Pooh)」が存在し、通常通り運営されています。パーク内のショップではプーさんのぬいぐるみやカチューシャなどのグッズが堂々と販売されており、グリーティング施設でキャラクターと一緒に記念撮影を行うことも可能です。
「商業利用」と「政治的言説」の厳格な二重基準
中国当局の検閲基準は極めて計算されています。 * セーフな領域:純粋な児童向け商業キャラクターとしての販売、テーマパークでの通常営業。 * アウトな領域:SNS上で指導者のニュースと並べて投稿すること、政治的コメント欄で絵文字や名前を使用すること、風刺画の作成。 つまり、外資系巨大企業であるディズニーの正当なビジネス権益を全面否定することは避けつつ、「指導者を連想させる文脈でのデジタル流通」のみをピンポイントで遮断しているのが実態です。