午後3時を過ぎたあたりから急激に進行するメイク崩れには、明確な3つのメカニズムが存在します。第1の原因は、気温上昇やストレスに伴う皮脂の過剰分泌です。皮脂がファンデーションの油分と混ざり合うことで乳化が起き、ベースメイクが肌の上で浮き上がってしまいます。
第2の原因は、一見テカリと無関係に見える角層のインナードライです。肌内部の水分量が低下すると、肌は防御反応として過剰な皮脂を分泌します。乾燥肌や40代・50代の大人世代が「保湿系ファンデーションを使っているのに崩れる」と悩む背景には、この隠れ乾燥が大きく関わっています。
第3の原因は、ベースメイクの塗布量過多と密着不足です。毛穴やシミを隠そうと厚く塗り重ねるほど、表情筋の動きによる摩擦に耐えきれず、シワや毛穴の溝にヨレが溜まる結果となります。崩れを防ぐ第一歩は、カバー力に頼りすぎず、肌と一体化する薄膜を形成することです。