1938年(昭和13年)1月生まれの細川護熙氏は、2026年1月に88歳の米寿を迎えました。傘寿を越えてなお創作意欲は衰えを見せず、神奈川県湯河原町の山閑に構えた居所「不東庵(ふとうあん)」にて、日々土をこね、筆を執る生活を送っています。
政界を退いた1998年以降、世俗の喧騒から距離を置いて晴耕雨読の暮らしを営んできた細川氏ですが、その芸術活動は国内外から極めて高い評価を集めています。近年では、奈良の薬師寺や京都の大徳寺、建仁寺といった名刹への襖絵奉納を相次いで完遂。2026年代に入ってからも水墨画や漆芸、油彩画にまで表現の幅を広げ、美術館や百貨店画廊で開催される個展には多くの美術愛好家が足を運んでいます。
政治の第一線から完全に身を引いた今も、東京・目白の細川家伝来の至宝を収蔵・展示する「永青文庫」の理事長を務めるなど、日本文化の継承と発信において欠かせない重鎮としての存在感を保ち続けています。