死亡説の最大の火種となってしまった坂口憲二氏の動向について、当時の報道と本人の肉声からその真相を紐解きます。
坂口氏を襲ったのは、股関節の骨組織が壊死して血流が途絶える原因不明の難病「特発性大腿骨頭壊死症(とくはつせいだいたいこっとうえししょう)」でした。2012年頃から右股関節に強い痛みを覚え、歩行すら困難な状態に陥りながらも、騙し騙し撮影を続けていたといいます。2015年に手術を受けたものの、俳優として求められる激しいアクションや長時間の過酷なロケに耐えうる体調を維持することが困難となり、2018年3月末をもって所属事務所を退社、無期限の芸能活動休止に入りました。
休養期間中、坂口氏は自暴自棄になることなく、新たな人生の一歩を踏み出しました。コーヒー豆の焙煎技術を学び、2018年夏にオリジナル焙煎ブランド「The Rising Sun Coffee」を立ち上げました。当時のインタビューや手記において、坂口氏は次のように心境を語っています。
「体調を崩して表舞台を退いた時は目の前が真っ暗になった。しかし、一杯の珈琲が自分を前向きにしてくれた。セカンドキャリアで地に足をつけ、職人として生きる道を見出せたことが、心身の回復に繋がった」
その後、地道なリハビリと治療の継続によって病状は寛解へと向かいました。そして2026年、フジテレビ系ドラマ『風間公親-教場0-』にて実に9年ぶりとなるテレビドラマ出演を果たし、電撃的な俳優復帰を飾ったのです。2026年現在も、焙煎士としてのビジネスを堅実に継続しながら、自らの体調とペースに合わせたペースで映像作品への出演を重ねています。ネット上の死亡説を完全に払拭する力強い歩みを見せています。