オスティの情熱を継承し、世界的なメガブランドへと押し上げたのがカルロ・リヴェッティ(Carlo Rivetti)の手腕だ。リヴェッティは単にビジネスを拡大させるだけでなく、研究開発拠点としてのファクトリーを聖域化し、職人たちの技術革新を徹底的にサポートし続けた。
そして近年、モンクレール(Moncler S.p.A.)グループの傘下に入ったことで、ブランドの進化スピードはさらに加速した。巨大資本とグローバルサプライチェーンの後ろ盾を得ながらも、ラボの独立性と妥協なきマニュファクチュアリングは完全に保たれている。両者のシナジーは、ラグジュアリーの頂点とインダストリアルデザインの融合という、極めて稀有な成功例を生み出した。