街を歩けば必ずと言っていいほど見かける無印良品のリュックですが、ネガティブな評価が生まれる背景にはいくつかの明確な理由が存在します。決して製品自体のクオリティが低いわけではなく、その「特徴そのもの」が裏目に出てしまうケースがあるのです。
最も大きな要因として挙げられるのが、装飾を極限まで削ぎ落としたプレーンすぎる外観です。ブランドロゴすら排した潔いデザインは、合わせる服装や着る人の体型・姿勢によって「洗練されたミニマリズム」にもなれば、単なる「無頓着で地味なカバン」にも見えてしまいます。特に全体的にゆったりした服や色味のない服装にそのまま背負うと、メリハリが失われて「オタクっぽい」「学生の遠足スタイル」といった印象を与えがちです。
さらに見逃せないのが、無印のリュックが被る理由の筆頭である「圧倒的な普及率」です。価格の手頃さと使い勝手の良さから、通勤電車や大学の講義室、休日の商業施設などで同じバッグを持った人と遭遇する確率が非常に高くなっています。「誰もが持っている大衆品=無難で個性がない」というイメージが定着した結果、ファッション感度の高い層からダサいとレッテルを貼られてしまう構図が生まれています。