民間主導の宇宙開発がかつてないスピードで加速する現在、恐怖症のリスクは単なる仮説ではなく現実の問題となっている。月面探査基地の建設を目指すアルテミス計画の推進や、SpaceXが牽引する民間宇宙旅行、そして日本のJAXAによる深宇宙探査プロジェクトにおいて、搭乗員のメンタルヘルス管理は最優先課題の一つに挙げられている。
民間人が宇宙ステーションや月面に滞在する時代が目前に迫るなか、訓練を受けたプロの飛行士以外にもメンタル不調が波及する懸念は強い。高度なストレス下で閉鎖空間に留まる長旅は、地上では潜在していた恐怖心を一気に噴出させる引き金となり得る。