時代がどれほど移り変わろうと、本物の存在感は褪せない。80年代後半のデビュー以来、NHK連続テレビ小説『はっさい先生』をはじめ数々の名作で主演・ヒロインを務めてきた若村麻由美。彼女が当時見せたグラビアポートレートやビジュアルショットには、現代のデジタル修正に頼り切った画像にはない「生の息遣い」が確かに宿っている。
フィルムカメラ独特の柔らかな質感と、彼女の素肌が見せる健康的な美しさ。それは単なるノスタルジーではない。日本映画界や演劇界が最も情熱的だった時代の空気感をそのまま閉じ込めた、極めて貴重なドキュメントなのだ。